財団について

設立の趣旨

ヤンマーの創業者である山岡孫吉は、ドイツのディーゼルエンジン技術を導入し発展させることによって、世界初の小型ディーゼルエンジンの開発に成功し、ディーゼルエンジンを基盤としたヤンマー事業の礎を築くことができました。ドイツには恩義がある。そう感じた山岡孫吉は、ドイツへの感謝の念を抱くとともに、ドイツとの文化交流の重要性を強く認識し、日独文化交流のために長く色々と力を尽くしてきました。

本法人は、そうした創業者の思いを受け継ぎ、それを継承するために設立されました。

他国との文化交流は人間の潜在的な創造力を開花させ育ててくれるばかりではなく、持続的な社会発展を実現させる上での基盤ともなります。本法人は、多方面にわたる日独の文化交流により、より高次な学術・文化の育成に努め、社会の永続的な発展・繁栄と人類の平和共存に貢献すべく活動を行います。

さらには、日独の国民が自国のアイデンティティーを持ちながらも他国の文化を受容し、開かれた心、イノベーションの心をもった創造的な教養人として自立できるよう、広く一般の人々に向けた学術・文化の啓蒙活動を行います。