ミュンヘン・ハープ四重奏団が大阪万博でライブ演奏披露
8月19日~23日にかけて、山岡記念財団が助成するミュンヘン・ハープ四重奏団が大阪・関西万博のドイツ館のステージでライブパフォーマンスを行いました。

山岡記念財団は、ドイツのミュンヘンを中心に活躍されている若手の次世代ハープ演奏家を、日独文化交流の促進を目的として支援しています。
当日は炎天下にもかかわらず、100名以上の観客が集まり、会場は熱気に包まれるなか演奏が始まりました。
披露された曲の中には、「上を向いて歩こう」や「マツケンサンバ」など、日本人に馴染みのある楽曲も含まれており、観客の中には、体を揺らし手拍子を打ちながらリズムを楽しむ方もいらっしゃいました。

演奏の中盤では、ベートーヴェンの第九バリエーションとして曲調でどこの国を表現しているかを当てるクイズなど観客も巻き込んでの活気に満ちた場面もありました。同じ曲でも、ワルツ調でオーストリア、琴のようなゆったりとした弾き方で日本、ハープの木製の胴部分を叩いてサンバ調でブラジルを表現したりと、曲調を変えながら各国の特徴を巧みに取り入れた演奏が観客を大いに盛り上げました。クイズ正解者には缶バッジがプレゼントされ、演奏者と観客の距離が近く感じられる、活気あふれるパフォーマンスとなりました。
終盤には、スペースの限られた日本での大きなハープの演奏法と、冗談を交えながら、1台のハープを2名や4名で演奏するというユニークなスタイルが披露され、観客はその見慣れない演奏方法に驚きの声を上げていました。

最後にはアンコールとしてCMでお馴染みの曲「イン・ザ・ムード」が演奏され、演奏終了後には観客から歓声や掛け声が飛び交い、非常に盛り上がるステージとなりました。
山岡記念財団は、人の可能性を信じ育てるヤンマーの文化「HANASAKA(ハナサカ)」の価値観のもと、これからも日本だけでなくドイツの次世代を担う若者の音楽活動を支援していきます。