楽器クリニック
山岡記念財団は、8月18日に滋賀県立長浜北高等学校と長浜市立西中学校で「楽器クリニック」を開催しました。
本事業は、プロの音楽家である大阪フィルハーモニー交響楽団楽員の方々およびソロでご活躍の方々を講師として招き、楽器の奏法や表現法をご指導頂くことで、吹奏楽部の生徒さんに幅広い音楽性や表現力豊かな音楽づくりを学んでいただくものです。
今回も、生徒の皆さんが楽器ごとに分かれてレッスンを受け、その後、講師による演奏会を通し、演奏法や表現力を学んでいただきました。
レッスンでは、楽器の持ち方や演奏時の感情の入れ方など基礎から指導が行われ、中には、より綺麗な音色を出すための息遣いを学ぶため、ストローや風船などを用いた指導も行われました。生徒の皆さんが演奏法に関する先生からの助言を一生懸命吸収できるようメモを取り、自ら技術を磨こうと真剣に取り組む姿勢が印象的でした。
講師によるアンサンブルでは、誰もが一度は聞いたことのあるリズミカルな曲から、感動を誘う壮大な曲まで様々な曲が奏でられました。
吹奏学部生からのアンケート回答には「レッスンを通じて、上達するための改善方法が分かり、より綺麗な音が出せるようになった」という感想をいただき、全員が「クリニックに参加して勉強になった」と回答しました。また、講師によるアンサンブルを通して「自分も先生のように、心踊るような綺麗な演奏を目指したい」と新たな目標に繋がった生徒もいました。
参加した吹奏楽部生徒のほとんど全員が来年以降の継続開催を望む、大変ポジティブな反響のあるイベントとなりました。