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篠原猛浩&安積京子 デュオ・リサイタル
~欧州名曲の旅~

7月9日(日)、山岡記念財団が「篠原猛浩&安積京子 デュオ・リサイタル~欧州名曲の旅~」をヤンマーミュージアムで開催し、122名の方に参加していただきました。

<演奏時>

本事業は、次世代を担う子供たちをはじめ、ご来場者に、高いクオリティによる演奏とともに、親しみやすい解説を通して、クラシック音楽を身近に感じながら、そのすばらしさや奥深さに触れていただくことを趣旨としています。
コンサートでは、欧州の代表的な作曲家ブラームス、ベールマン、メンデルスゾーン等の曲を取り上げ、音楽に精通していない方や、子供からご年配の方までの幅広い年齢層に楽しんでいただきました。

当日は、浅見長浜市長もご来場いただき、ヤンマーや山岡記念財団についてのご紹介をはじめ、長浜市とドイツのアウグスブルク市が姉妹都市であることについてお話しをされました。

<浅見長浜市長のご挨拶>

吹奏楽では馴染みが深いクラリネットとピアノの掛け合いから生まれる美しいハーモニーに、ご来場者の中には、体をゆっくりと揺さぶり、音楽に身を委ねながら、曲を堪能される方もいました。音色が優しくゆったりとした曲から、煌びやかで軽快な曲まで幅広く演奏され、いつまでも聴いていたくなるような素敵な時間となりました。

司会者から作曲家のエピソードや音楽の歴史を分かりやすく紹介され、演奏会をより一層、深く楽しんでいただく機会となりました。
また、アンコールではクラリネットの管を一つずつ分解し、段々と楽器自体が短くなるにつれ、クラリネットの音色が高音へと変わっていくといった珍しい曲が披露されました。曲を演奏しながら、楽器の仕組みを紹介する場面にご来場者は釘付けになり、驚いた様子でした。
子供たちにとっても、普段演奏したことのない楽器により親しみをもっていただくきっかけ作りの場にもなりました。

<ピアノ演奏>
<クラリネットのマウスピースだけでの演奏>

アンコールの曲が終わると、会場は楽しいひと時が終わってしまうことを惜しむかのような雰囲気に包まれ、演奏終了後には盛大な拍手が会場に響き渡りました。

ご来場者アンケートには、「素敵な演奏を聴いて、夏の吹奏楽コンクールに向けて良い勉強になった」という声や「生の演奏に触れて心が豊かになった」といった感想を頂きました。

また、「来年以降もこのようなコンサートを希望しますか」という質問に対し、アンケートにご協力いただいた方ほとんどが希望すると回答され、毎年の継続開催を望む声を多数いただきました。

篠原猛浩&安積京子 デュオ・リサイタル~欧州名曲の旅~

日時:2023年7月9日(日) 開場 13:30、開演 14:00
場所:ヤンマーミュージアム
演奏者:クラリネット 篠原 猛浩
ピアノ  安積 京子

プログラム:
・第1部
ピエルネ:カンツォネッタOp.19
ブラームス:ハンガリ―舞曲第5番
ベールマン:アダージョ
ドヴォルザーク:ユーモレスク
バルトーク:ルーマニア民族舞曲

・第2部
メンデルスゾーン:クラリネットとピアノのためのソナタOp.15
ダンツィ:モーツァルトの歌劇『ドン・ジョヴァンニ』の「お手をどうぞ」による幻想曲