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山岡記念財団―音楽事業(尼崎市)

山岡記念財団は、2021年11月6日(土)あましんアルカイックホールで「第5回 大植英次による中学・高校吹奏楽部 公開レッスンコンサート」を開催しました。

本事業は、世界的に活躍するマエストロ大植から、楽譜どおりに演奏するのではなく、その曲が書かれた時代背景や作曲家の意図・心情など、音譜の中に潜む意味合いを読み取り、幅広い音楽性、表現力豊かな音楽づくりを中学・高校の吹奏楽部の生徒さんに学んでいただくものです。新型コロナウィルスの感染状況を鑑み、感染防止対策をしっかりと行ったうえで今年も実施致しました。

<尼崎 稲村市長のご挨拶>
<世界的指揮者 大植氏>

今回もドイツから世界的指揮者の大植英次氏をお迎えし、「ドイツ音楽を通して音楽の奥深さ素晴らしさを分かち合おう!」をモットーに、ドイツの代表的な作曲家カール・タイケ、そしてリヒャルト・シュトラウスの曲を取り上げ開催しました。
例年通り、始めに生徒の皆さんがマエストロ大植からレッスンを受け、その後、通し演奏を行うというプログラムでした。今年もレッスン、通し演奏ともに、大阪フィルハーモニー交響楽団メンバー他の先生方に支援参加いただき、生徒さん達にマエストロが求める演奏法や表現を嚙み砕き説明、指導されました。レッスンを受けている間、生徒の皆さんはマエストロ大植からの曲の背景や演奏法の説明をひとつも聞き逃すまいと言わんばかりに一生懸命楽譜に書き留め、マエストロによる熱心な指導を受けました。

<レッスンの様子>

通し演奏では、マエストロ大植による魂のレッスンが生徒に乗り移ったかのように、演奏する楽しさや絶対に良い演奏を届ける!という生徒の強い思いが音色から伝わる迫力のある、そして表現力豊かな演奏が披露されました。レッスン後は学生達の曲への理解が増した素晴らしい演奏に観客の方々も大いに感動されました。アンコールとして、双星高校吹奏学部生が第一部の中学生の課題曲「旧友」を演奏しますと、マエストロの手拍子に合わせ、観客の方々も大いに盛りあがり、会場が一体となって終演を迎えました。演奏会終了後には、マエストロと出演者や司会者、顧問の先生と肘タッチで達成感を噛みしめる場面がありました。観客の方々からのアンケート回答には、レッスン前後で音色が180度変わって変化に圧倒されたというご意見や、来年以降の継続開催を望む声を多数いただきました。また、「学生の素直な心意気と情熱的な演奏からパワーをもらい、明日以降の活力になります。」という感想もいただきました。

<本番の様子>
<大植氏と学生の交流>

第5回 大植英次 中学・高校吹奏楽部 公開レッスンコンサート

日時:2021年11月6日(土)14:00開演(13:00開場)

会場:あましんアルカイックホール

出演:尼崎市立武庫中学校吹奏楽部、尼崎市立尼崎双星高等学校吹奏楽部

プログラム:

・第1部

課題曲:カール・タイケ / 旧友
演奏:尼崎市立武庫中学校吹奏楽部
大阪フィルハーモニー交響楽団他メンバー(支援参加)

・第2部

課題曲:リヒャルト・シュトラウス / 歌劇 「ばらの騎士」 組曲(抜粋)
演奏:尼崎市立尼崎双星高等学校吹奏楽部
大阪フィルハーモニー交響楽団他メンバー(支援参加)