アーカイブ - 公開レッスンコンサート

大植英次による中学・高校吹奏楽部公開レッスンコンサート

山岡記念財団は、2019年9月21日(土)あましんアルカイックホール(尼崎市)、2019年9月23日(月・祝)浅井文化ホール(長浜市)で「大植英次による中学・高校吹奏楽部公開レッスンコンサート」を開催しました。

本事業は、世界的に活躍する音楽家から、楽譜どおりに演奏するのではなく、その曲が書かれた時代や作曲家の意図・心情など、音譜の中に潜む意味合いを読み取り、幅広い音楽性、表現力豊かな音楽づくりを中学・高校の吹奏楽部の生徒さん達に学んでいただくものです。

各市長もご来場され、ご挨拶いただきました(左:稲村 尼崎市長 右:藤井 長浜市長
<各市長もご来場され、ご挨拶いただきました(左:稲村 尼崎市長 右:藤井 長浜市長>

今年は、尼崎市が第3回目、長浜市が第2回目の開催となり、ドイツから世界的指揮者の大植英次氏をお迎えし、「ドイツ音楽を通して音楽の奥深さ素晴らしさを分かち合おう!」をモットーに、ドイツの有名な作曲家リヒャルト・ワーグナー、そしてエンゲルベルト・フンパーディンクの曲を取り上げ開催しました。

いずれのコンサートも、始めに生徒の皆さんがマエストロ大植から45分間のレッスンを受け、その後、本番の演奏を行うというプログラムでした。今年はレッスン、本番ともに、大阪フィルハーモニー交響楽団のメンバー他、11名の先生方にも演奏にご参加いただき、演奏法や表現法の指導を受けました。

レッスンの様子
<レッスンの様子>

レッスンを受けている間、生徒の皆さんはマエストロ大植からの曲のストーリーや演奏法の説明をひとつも聞き逃すまいと言わんばかりに真剣な表情を浮かべ、熱心な先生方の指導を受けました。

本番では、曲に対する思いや演奏する楽しさが体の中から込み上げる様に、美しく、また幅広い音色の素晴らしい演奏を披露しました。本番冒頭には5月にアウグスブルク市で開催された、アウグスブルク市と尼崎市・長浜市の姉妹都市提携60周年記念式典で演奏した生徒の皆さんが、現地の式典で披露した「バッハの主よ人の望みの喜びよ」を演奏しました。

本番の様子
<本番の様子>

アンコールの1曲目は、冒頭の演奏と同様にアウグスブルクの記念事業として行った「公開レッスンコンサート アウグスブルク版」を、現地でも指揮を執られたマエストロ大植と再現しました。アンコール最後の曲は、本レッスンコンサートでは恒例となった「ハイデックスブルク万歳」でした。生徒の皆さんもよく演奏する曲ということもあり、大植氏は手拍子をしながら客席を回り、観客の方々も大いに盛りあがりを見せ、最後はスタンディングオベーションの中で終演を迎えました。

尼崎公演は、昨年を上回る約1,300名の来場者となり、長浜公演も満席と大盛況のコンサートとなりました。ご来場いただいた観客の方々へのアンケート回答には、レッスン前後の音色の変化に驚いたというご意見や、来年以降の継続開催を望む声を多数いただきました。

第3回 大植英次による中学・高校吹奏楽部公開レッスンコンサート

演奏:

第1部 リヒャルト・ワーグナー / 歌劇「さまよえるオランダ人」序曲

尼崎市立小田北中学校吹奏楽部
尼崎市立成良中学校吹奏楽部
尼崎市立尼崎双星高等学校吹奏楽部(中・高合同)

第2部 リヒャルト・ワーグナー / 歌劇「リエンツィ」序曲

尼崎市立小田中学校吹奏楽部
尼崎市立立花中学校吹奏楽部
尼崎市立尼崎高等学校吹奏楽部(中・高合同)

支援参加:大阪フィルハーモニー交響楽団メンバー他

主催:一般財団法人山岡記念財団・尼崎市・尼崎市教育委員会

共催:公益財団法人尼崎市文化振興財団

後援:ドイツ連邦共和国総領事館 / ゲーテ・インスティトゥート大阪・京都 / 一般社団法人大阪日独協会 / 兵庫県吹奏楽連盟 / 尼崎市吹奏楽連盟 / ヤンマー株式会社

第2回 大植英次による中学・高校吹奏楽部公開レッスンコンサート

演奏:

第1部 リヒャルト・ワーグナー / 楽劇「ローエングリン」よりエルザの大聖堂への行列

長浜市立高月中学校吹奏楽部
長浜市立虎姫中学校吹奏楽部
長浜市立西中学校吹奏楽部(中学校3校合同)

第2部 エンゲルベルト・フンパーディンク / 歌劇「へンゼルとグレーテル」第2幕

滋賀県立長浜北高等学校吹奏楽部
滋賀県立虎姫高等学校吹奏楽部(高等学校2校合同)

支援参加:大阪フィルハーモニー交響楽団メンバー他

主催:一般財団法人山岡記念財団

共催:長浜市・長浜市教育委員会

後援:ドイツ連邦共和国総領事館 / ゲーテ・インスティトゥート大阪・京都 / 一般社団法人大阪日独協会 / 滋賀県吹奏楽連盟 / 中部日本吹奏楽連盟滋賀県支部 / ヤンマー株式会社