アーカイブ - ドイツから届いた日本の思い出

ライプツィヒ ユース シンフォニー オーケストラ

<ライプツィヒ ユース シンフォニー オーケストラとは>
ムジークシューレ・ライプツィヒ「ヨハン・セバスティアン・バッハ」(ライプツィヒ市立音楽学校)の一機関として1985年に創立される。14歳から20歳の総勢約80名の青少年が所属。JSO Leipzig(ヨットエスオー・ライプツィヒ)の略称で親しまれている。
2004年以来、全ドイツオーケストラコンクールにて、毎回優勝。2012年、2016年には歴代最高点での優勝を飾り、ドイツオーケストラ賞を受賞。1993年以来、ヨーロッパ各国より招聘を受け、数多くの音楽祭や親善演奏会に出演。北米でもカナダ・アメリカに招聘されて演奏の機会を重ねている。

予てよりライプツィヒ ユース シンフォニー オーケストラが希望していた日本公演。
山岡記念財団の助成により、その夢が2019年に実現に至り、下記の通り3都市4公演が開催されました。

  • 2019年7月13日(土)
    日本×ドイツ親善交流演奏会(文京シビックホール 大ホール)
    [主催:文京区、学校法人三室戸学園 東邦音楽大学]
  • 2019年7月15日(月・祝)
    オーケストラフェスティバル in 鹿沼(鹿沼市民文化ホール 大ホール)
    [主催:鹿沼市、鹿沼市教育委員会、(公財)かぬま文化・スポーツ振興財団]
  • 2019年7月17日(水)
    ライプツィヒ ユース シンフォニー オーケストラ演奏会(京都市北文化会館ホール)
    [主催:ムジークシューレ・ライプツィヒ<ヨハン・セバスティアン・バッハ>]
  • 2019年7月18日(木)
    京都市ジュニアオーケストラ ミュージック・サマー・キャンプ @UKYO
    (京都市右京うれあい文化会館ホール)
    ― ライプツィヒ ユース シンフォニー オーケストラとの特別共演!―
    [主催:公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団、京都市]

初めて日本を訪れた彼らは、少しでもその景色を自身の目で見て、異文化と触れ合いたいと、演奏会の練習・本番、そして移動という忙しいスケジュールの合間に、色々なところを訪れました。
貴重な経験をした彼らに、演奏会を終えて感じたこと、また日本滞在中の思い出などを、帰国後にまとめてもらい、写真とともに送っていただきました。
ここで紹介させていただきます。

♬ 二条城にて ♬
二条城の城主さんと一緒に写真に納まっていただきました。

二条城にて

♬ 鹿沼公演 ♬
合同演奏前のシーン

鹿沼公演

♪ 打楽器奏者 ♪
僕の一番印象に残った思い出は、京都での合同演奏です。
今までに広上さんのようなピアニカを持った、そしてこんなユーモアのある指揮者にあったことがありませんでした。
そして2枚のシンバルが重なり音が出た時に、こんなに輝いた目を見せてくれた人は初めてでした。

打楽器奏者

♪ フルート奏者 ♪
今回の来日公演で一番感動して大きく動かされたのは、JSOの単独演奏会の時でした。
演奏前から緊張し興奮していました。
この演奏は自分でも鳥肌が立ち、音楽がかなり大きく感情的に私を揺す振り感動させてくれました。
そして、演奏後はただただ幸せいっぱいでした。

フルート奏者

♪ オーボエ奏者 ♪
日本公演は、一言で言い表すのは無理だ。一番の思い出も一つだけあげられない。余りにもたくさんありすぎる。
東京では、その大きさと多くの人の波に驚かされ、鹿沼では美しい自然に感動し、京都では数多くの寺々のコンポジション。
日本への旅行は、本当に楽しく興味深く素晴らしかった。
人々は皆親切で、演奏会も成功に終わり、こんな演奏旅行を実現してくれ、本当に感謝します。

オーボエ奏者

♪ ホルン奏者 ♪
僕は、京都の二条城に一番感動しました。その中でも、庭園はとても美しく興味深かった。
このようなものはドイツにはないなぁー。

ホルン奏者

♪ ヴァイオリン奏者 ♪
この写真は、東京文京シビックセンターから撮った夜景です。
終わりのない広さと規模の東京メトロポール、見渡す限り連なる高層ビルのパノラマ、巨大都市東京に感動しました。
僕はこんな貴重な経験をさせてもらって、心から感謝します。
友とともに新しい世界と文化、親切な人々に知り合えてこの旅行は本当に信じられないほどの感動でした。

ヴァイオリン奏者

♪ クラリネット奏者 ♪
全てが楽しい思い出になった旅行でした。
最後の最後には、機内の中で金管楽器のメンバーがフライト中に誕生日を迎えた2人のメンバーのためにバースディーソングのサプライズ演奏をしました。

クラリネット奏者

♪ ヴァイオリン奏者 ♪
日本、別の国・違う習慣。この夏私は、 JSO ライプツィヒとともに日本へ行かせていただけた。
12時間のフライトがだけが魅力だったわけでない。
とっても特別だったのは、とっても美味しい食事の数々と、躍り狂うような雰囲気。様々な色のネオン、赤の鳥居、お弁当、新幹線、私の舌をいつも感動させてくれた美味な食事。これらは脳裏に焼きついた思い出の数々の中の一握り。この旅行のことを考えるとたくさん思い出す。
どんな言葉を話すかなんて関係ない、音楽を通して理解し合えることを教えてくれた沢山の素晴らしい人々に巡り会えた。

ヴァイオリン奏者