アーカイブ - 公開レッスンコンサート

第7回 高等学校吹奏楽部 公開レッスンコンサート 指揮・指導:北原幸男

山岡記念財団は、2023年11月5日(日)あましんアルカイックホールで「第7回 高等学校吹奏楽部 公開レッスンコンサート 指揮・指導:北原幸男」を開催しました。

本事業は、世界的に活躍する指揮者から、楽譜どおりに演奏するのではなく、その曲が書かれた時代背景や作曲家の意図・心情など、音譜の中に潜む意味合いを読み取り、幅広い音楽性、表現力豊かな音楽づくりを中学・高校の吹奏楽部の生徒さんに学んでいただくものです。

今回はドイツを中心に国内外で活躍されている世界的指揮者の北原幸男氏をお迎えし、ヨーロッパの代表的な作曲家ユリウス・フチークとモーリス・ラヴェルの曲を取り上げ演奏しました。例年通り、始めに生徒の皆さんがマエストロ北原からレッスンを受け、その後、通し演奏を行うというプログラムでした。今年はレッスン、通し演奏ともに、大阪フィルハーモニー交響楽団メンバー他の先生方に支援参加いただき、生徒の皆さんにマエストロが求める演奏法や表現を噛み砕き説明、指導いただきました。

<尼崎 松本市長のごあいさつ>
<マエストロ 北原幸男>

レッスンを受けている間、生徒の皆さんは曲の背景や演奏法に関する説明を一つも聞き逃さないように、一生懸命に耳を傾け、マエストロ北原からの指導を受けました。

<レッスンの様子>

マエストロ北原によるレッスンは、明るく親しみやすい雰囲気の中にも音楽に対する熱心さがあり、その情熱的なレッスンが生徒の心を動かし、3校による合同演奏でしたが、通し演奏では音楽を通じて心が一つになっていることが音色から伝わる表現力豊かな演奏となりました。演奏会終盤には、双星高等学校吹奏学部生全員がアンコールを演奏し、盛大な拍手の中で終演を迎えました。演奏会終了後には、マエストロが生徒と握手で達成感を噛みしめる場面がありました。
観客の方々からのアンケート回答には、「マエストロ北原による指導で曲に命が吹き込まれたような生き生きとした演奏になり感動しました」というご意見や、来年以降の継続開催を望む声を多数いただきました。また、レッスンを受けた生徒さんからは「レッスン前は盛り上がりに欠ける演奏しかできなかったが、レッスン後はとても盛り上がりのあるパフォーマンスができ、自分で演奏していてすごく感動した。」という上達へ繋がった感想もいただきました。

<本番の様子>
<北原氏と学生の交流>

第7回 高等学校吹奏楽部 公開レッスンコンサート 指揮・指導:北原幸男

日時:2023年11月5日(日)14:00開演(13:00開場)

会場:あましんアルカイックホール(兵庫県尼崎市)

出演:兵庫県立尼崎北高等学校
兵庫県立尼崎西高等学校
兵庫県立武庫荘総合高等学校
尼崎市立尼崎双星高等学校
大阪フィルハーモニー交響楽団メンバー 他(支援参加)

プログラム:

・第1部

作曲家:ユリウス・フチーク
曲名:フローレンス行進曲

・第2部

作曲家:モーリス・ラヴェル
曲名:スペイン狂詩曲